制御線ステータス
制御線状態と動作を指定する“制御線ステータス”の表示・非表示を切り替えます。制御線ステータスを非表示にすると、解析データ画面が広くなります。
制御線ステータスでは、出力制御線を任意・自動で操作することができます。
入力した制御線変化を反対側COMポートに伝送するには!を参照してください。
ハンドシェイクでは、ターゲット間のハンドシェイクを解決します。
制御線ステータスは、次の4つの表示タイプが指定できます。
- 縦表示
- 横表示
- 回路イメージ
- 専用ケーブル
制御線ステータスを縦表示するタイプです。
送信側ポートと受信側ポートが縦に整列しています。
制御線ステータスを横表示するタイプです。
送信側ポートと受信側ポートが横に整列しています。
制御線ステータスを回路イメージで表示するタイプです。
電気的に入力した制御線信号を反対側ポートへ出力する道筋を回路イメージで表現しています。
専用ケーブル使用時の表示タイプです。
専用ケーブル表示モード時は、このタイプで制御線が表示されます。専用ケーブルでは、Analyze232Cが完全なオンラインモニタとして機能しますので、制御線出力制御のラジオボタンは不要になります。このためLEDインジケータ表示のみとなります。
入力した制御線変化を反対側COMポートに伝送するには! |
入力した制御線を反対側COMポートに出力する事ができます。
まず回路イメージの下図をご覧下さい。
TX-INの行とRX-INの行がそれぞれ送信側COMポートから入力した制御線状態と受信側COMポートから入力した制御線状態です。
制御線がONすると対応するLEDイメージが点灯します。
入力できる制御線は、DCD、DSR、CTS、RIがあります。その他に、常時ONを示すLEDイメージと常時OFFを示すLEDイメージがあります。
出力制御線を反対側ポートの入力制御線に同期させるためには、上記回路イメージの様にクロスポイントのラジオボタンを選択状態にします。
制御線ステータス表示は、縦表示や横表示が可能ですが、全て同じ動作を行います。画面の状況によって適当な表示方法を選択してください。
専用ケーブル使用時は、ターゲット間の通信を全く妨げないので、制御線の操作は不要になります。
ハンドシェイク |
通信機器同士が、通信制御線を使用して情報をやり取りする事をハンドシェイクと言います。
RTS-CTSが一般的なハンドシェイクです。この他にもDTR-DSR等もあり、特殊仕様では、その他の制御線を使用してハンドシェイクを行います。多くの場合、ハンドシェイクはフロー制御に使用されます。例えば相手機器のRTSがOFFの場合は、送信を行わない等の取り決めです。そのほかにも相手機器が正常に動作していることを示すハンドシェイクやモデムでキャリアが送出中であることを示すハンドシェイク等もあります。
- フロー制御
RTSとCTSを使用して、フロー制御を行います。受信バッファに十分に空きがあり、受信可能な状態ならRTSまたはCTSをONします。受信バッファに空きが少なくなったなら、受信不可としてRTSまたはCTSをOFFします。RTSを使用するかCTSを使用するかは、ターミナル仕様またはモデム仕様によって決定します。各種ピンアサインも参照してください。
- 送信許可
RS-485を使った通信は、マルチポイント通信(バス接続とも言う)でよく使用されます。
この通信方法は、1本(1対)の通信線を半二重方式で使用します。接続する機器の数は任意で、3台以上接続することが普通です。
通信線が1本のため、同時に送信することのできる機器は1台だけです。通常は受信状態で待機しており、必要に応じて送信を行います。この時、ハードウェア的にトランスミッタを許可・禁止してやる必要があります。この、許可・禁止制御にRTSやDTRを使用します。
- 通信機器接続確認
通信機器が接続されているか、切断されているかを検証・通知するために制御線を使うことがあります。
例えばDTRやDSRがONなら機器が接続されている等です。
上記設定は、CTS-RTSのハンドシェイクを行います。この設定で、多くのハンドシェイクをカバーできますが、これでもハンドシェイクが上手く行かない場合は、各種ピンアサインを参考にして特殊なケーブルを自作する必要があります。
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