ファイルに出力
ログに保存したデータを指定されたファイルに出力するダイアログです。
- 送信側データを出力
- 受信側データを出力
送信側ポートから受信したデータのみ、または、受信側ポートから受信したデータのみをバイナリ形式でファイルに出力します。
出力されるデータは、RXDから受信したデータのみです。制御線情報は出力されません。
- B01フォーマット出力
画面イメージで送受信データをファイルに出力します。画面表示に制御線を表示させている場合は、制御線情報もファイルに出力されます。日付やアイドル時間も画面イメージでファイルに出力します。
- CSVフォーマット出力
エクセルやその他の表計算ソフトで読み込むことのできるCSV形式で送受信データをファイルに出力します。
出力されるデータは、RXDから受信したデータとアイドル時間または日付情報です。
Analyze232Cは、モニタした解析データをログファイルに保存しています。このダイアログでは、現在画面表示中のデータを指定された形式でファイルに保存する事ができます。
ファイル形式によっては、制御線情報やアイドル時間・日付情報等も出力する事ができますが、画面表示で表示されていないデータは出力されません。例えば、B01形式で出力を行ったとしても、画面表示で制御線を表示していなければ、制御線情報は出力されません。アイドル時間や、日付情報は、その時の表示モードで出力されます。アイドル時間は、10ms~1sまでの設定が可能なのでファイル出力には注意が必要です。
○B01フォーマット
このフォーマットは、Analyze232Cバイナリーデータファイル出力用に定義したファイルです。
このフォーマットは、画面表示イメージをバイナリデータで出力しています。
バイナリーファイルのタイプ1なので“B01”としています。次にフォーマットを示します。
・レコード
レコード |
|||||
送信側ポートデータ | 受信側ポートデータ | ||||
Mode | Data | Line | Mode | Data | Line |
1レコードは、送信側ポートデータと受信側ポートデータを含んでおり、送信側ポートデータと受信側ポートデータは、同一のフィールドを持っています。
画面イメージでは、RXDの送受信データと(表示していれば)制御線情報が1升に表示されています。このレコードは、その1升を表現しています。
レコード長は、固定でファイル先頭から最後までレコードが隙間無く連続しています。レコードの区切り判断は、レコード長で行います。
レコードは、先頭が最も古く末尾が最も新しい順番で並んでいます。
・フィールド
名称 | サイズ(byte) | 内容 |
Mode | 2 | データの種別を表します。 |
Data | 2 | データそのものを表します。 |
Line | 4 | 制御線情報を表します。 |
・Modeフィールド
値 | 内容 |
0 | データ無し。 送信ポートにも受信ポートにもRXDデータが存在しない状態です。制御線のみが変化した場合等は、この値が格納されます。 |
1 | RXDの受信データ。 RXDから受信した通信データがDataフィールドに格納されている場合にこの値が格納されます。 |
2 | エラーコード。 通信エラーがDataフィールドに格納されている場合にこの値が格納されます。 通信エラーは、パリティエラー・フレーミングエラー・オーバーランエラーが有ります。但し、オーバーランエラーは、Analyze232Cを実行しているコンピュータの問題です。つまり使用しているコンピュータの通信処理が間に合っていない状態を示します。 |
3 | アイドル。 アイドル時間がDataフィールドに格納されている場合にこの値が格納されます。 アイドル時間は、ファイル出力時の表示状態により単位が変化します。例えばアイドル時間を100ms間隔で表示させている時にファイル出力を行うと、出力されたB01ファイルのアイドル時間も100ms間隔になります。 |
4 | カーソル。 最後のレコードを意味します。画面上では、カーソルとして表示されています。 |
5 | 空き。 RXDデータが存在しない状態です。値0のデータ無しとの違いは、送信側ポートにも受信側ポートにもデータが存在しないか、どちらか一方には存在するかです。この値が設定されている場合は、反対側ポートにはRXDデータが格納されています。 |
6 | マニュアルデータ。 シミュレータ送信機能を使用して送信したデータがDataフィールドに格納されている場合にこの値が格納されます。 |
7 | 日付。 日付情報がDataフィールドに格納されている場合にこの値が格納されます。 |
・Dataフィールド
RXDデータの場合 | RXDから受信したデータが格納されています。 |
エラーコードの場合 | 次の値が格納されています。 01h:フレーミングエラー 02h:パリティエラー 03h:オーバーランエラー |
アイドル時間の場合 または 日付の場合 |
次の値が格納されています。 00h~09h:数字の‘0’~‘0’に対応しています。 0Ah:‘I’ 0Bh:‘D’ 0Ch:‘L’ 0Dh:‘E’ 0Eh:‘T’ |
その他の場合 | 00hが格納されています。 |
Dataフィールドは2バイトですが、実際は1バイトしか使用していません。先頭の1バイトが有効で2バイト目は通常0が格納されています。
・Lineフィールド
Bit番号 | 制御線名称 |
7 | Data carryer detect |
6 | Ring |
5 | Data set ready |
4 | Clear to send |
3 | Reqest to send |
2 | Data terminal rady |
Lineフィールドは4倍とですが、実際は1バイトしか使用しません。先頭の1バイトが有効で2バイト目は通常0が格納されています。
○B01フォーマット例
ファイルイメージ | 画面イメージ | ||||||||||||||||
送信側 | 受信側 | ||||||||||||||||
Mode | Data | Line | Mode | Data | Line | 送信側 | 受信側 | ||||||||||
03 | 00 | 0A | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 03 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | I | 0 |
03 | 00 | 0B | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 03 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | D | 0 |
03 | 00 | 0C | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 03 | 00 | 09 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | L | 9 |
03 | 00 | 0D | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | 03 | 00 | 04 | 00 | 00 | 00 | 00 | 00 | E | 4 |
01 | 00 | 50 | 00 | 10 | 00 | 00 | 00 | 05 | 00 | 00 | 00 | 10 | 00 | 00 | 00 | P+CTS ON | ' '+CTS ON |
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